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アメリカ軍が敗北する映画 プラトーン

ハリウッド映画に出てくるアメリカ軍はラストは勝利してハッピーエンドですが
アメリカ軍が敗北する映画ってありますか?

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プラトーンは撤退して終わったような

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遠すぎた橋
プラトーン
ブラックホークダウン

たぶんもっとある

>>
あとなんかヘリコプターが落ちたヤツ

って思ったら>>にあったわ
ブラックホークダウン

>>
軍の敗北とは違うけど
アフガンの赤い砂 ?

>>
どうもありがとうございます

プラトーン [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]



【ストーリー】
1967年、激戦のベトナムに若い志願兵クリスがやってきた。少数民族や貧しい者たちからの徴兵に憤った彼は名門大学を中退してベトナム行きを志願したのだ。だが、いきなり最前線小隊『プラトーン』に配属された彼を待ちうけていたのは、想像を遥かに超えた過酷な戦争の現実だった。戦争の名のもとでの殺人、疑惑と憎悪、そして人間性の喪失との戦い……。死の恐怖が渦巻く最前線の中、彼はやがてベトナム人への虐殺・略奪・強姦など、戦争の狂気とその現実を体験していく──。

1986年公開、オリバーストーン監督が自身が体験したベトナム戦争をリアルに描いた傑作で、アカデミー賞七部門ノミネート、うち作品・監督・編集・録音で四部門受賞のお化け作品。
ベトナム映画に名作は多いが、本作の特徴は米軍が自壊する様子をリアルに描いた点だろう。過酷な戦場風景だけでなく、米軍兵士のモラルや士気の低下が包み隠さず表現されているのが凄惨だ。
元々本国防衛の戦争ではなくアジアにおける共産主義ドミノを未然防止する為の戦争なので動機は高まらない。経済的に苦しい層を吸収して成った軍隊の大半は兵役期間満了だけが目的であり、生き残りと軍法会議が怖くて命令に従うだけだ。勇気を出した方が割りを食う世界だが、生存確率を唯一高めるのが負傷して後方配置されるか、有能な上官の元で忠実に従うかのどちらかしかない。
分隊(プラトーン)の中では珍しい大学中退からの志願兵テイラー役のチャーリー・シーンを通してストーン監督の常識から語っていくストーリーだ。
人種差別や新兵苛めはまだ可愛い。恐ろしいのは戦場で「戦闘と犯罪」の境界線が徐々に曖昧になる事。文明人としての尊厳が恐怖に晒されて壊れ始め、疑心暗鬼の中で理由が捏造され、それが快感に変わるともはや一般社会には戻れない。その狂気をトム・ベレンジャーが演じ、対抗勢力としてウィレム・デフォーが好演、共にア賞の助演男優賞にノミネートされたのは納得だ。
映像では戦闘シーンは乱戦の凄惨さより、待ち伏せや斥候の緊張感が上手く表現されていて、精神的に摩耗する様が痛々しい。また、兵士不足を空爆や迫撃砲で補うも不馴れで混乱し、視界の効かない密林や敵の圧倒的兵数、ソ連からの武器支援に追い詰められ、崩壊する米軍の姿が本当に虚しい。
本作を観た米国民の気持ちを想像すると胸が詰まる。イデオロギーは戦争の目的に足り得るのか、流石に米国も立ち止まらざるを得なかった筈だが、それでも兵士確保の為に格差社会も必要に成らざるを得ない米国の悩みは尽きない。一方、社会主義ながらも対西側穏健政策で経済離陸を図りつつあるベトナムの将来に思いを馳せたくなる、そんな戦争映画の歴史的傑作だ。


遠すぎた橋 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]


<ストーリー>
ノルマンディー上陸作戦から3ヶ月後の1944年9月、連合軍によってオランダ・ドイツ間の5つの橋を占拠すべく決行された“マーケット・ガーデン作戦"。それは、ノルマンディー作戦を凌ぐ壮絶な戦闘となった。4つの橋を次々と占拠し、有利に戦いを進めていた連合軍だったが……。

1944年9月の第二次大戦ヨーロッパ西部戦線で展開された連合軍により行われた、マーケットガーデン作戦を壮大なスケールで描ききった戦争大作作品。ノルマンディー上陸を成功させ、パリを解放した連合軍は、早期にドイツ軍を壊滅させる計画を立てる。オランダ国内の主要な橋を強行突破して、ドイツ国内の突入を計画した。オランダ国内のあちこちに、精鋭部隊が居る情報は無視をされ強引に開始された作戦は、開始早々からドイツ軍の激しい攻撃に遭遇していった。果たして、作戦の成果は‼?大脱走に、ビックX役で出演したリチャードアッテンボロが、巨額の資金、大掛かりなセット、豊富な戦車、車両を使っての作品を作り上げた戦争超大作‼空挺隊の、落下傘降下シーンは圧巻です。


ブラックホーク・ダウン (字幕版)


1993年10月3日。東アフリカに位置するソマリアの首都モガディシオに、100名の米軍特殊部隊の兵士たちが舞い降りた。彼らの任務は独裁者アイディート将軍の副官2名を捕らえること。当初、作戦は1時間足らずで終了するはずだった。しかし、2機の最新鋭ブラックホーク・ヘリが撃墜されたことから、兵士たちの運命は一変する。仲間の救出にあたる彼らは、想像を絶する地獄絵図の真っ只中に取り残されることになった・・・。


正しくは戦争映画ではなく、紛争地域における特定の作戦遂行を描写した戦闘ドキュメンタリー映画。軍事作戦中に起きたアクシデントと、そこから基地への兵士達の生還を克明に追っている。
ブラインド性ではベトナム戦争の密林にも匹敵するソマリア市街、そのゲリラ戦の困難度を兵士視点の手持ちカメラでリアルに撮影している。その迫力は「プライベート・ライアン」冒頭のノルマンディ上陸作戦に次ぐ素晴らしい出来だ。
但しテーマ性が異なり、Pライアンは戦争と国民の関係性を問うが、このBHDは戦闘における仲間への忠誠心だ。
不測事態にも仲間を見捨てない兵士達の姿勢には心から共感する。ただ戦闘描写なので兵士達の判断は訓練で培った反射神経の延長線上であり、戦争と自分の関係性を見つめたものではない。傷みと虚しさだけが残る戦闘映画なのだ。
国家や相手兵士への特段の感情はなく、バックアッププランもない杜撰な作戦を立案した作戦司令部への不満だけがそこにある。
戦闘リアリズムに徹しただけにスケール感や思想性ではPライアンに劣る。この映画を見ても民族紛争の解決や多国籍軍の運用への示唆は得られない。ただただ軍事行動の現場では、毎日若い命が互いに削り合っている非情な現実を知る事に意味がある。
リドリー・スコットの狙いは、米国民を含む人類に対して新たなゲリラ戦形態の戦争における“米軍の現実”を見せることにあるが、その目的は充分に果たされたようだ。
私自身が本作に見たのは戦争賛美等ではなく、米国の戸惑いと世界への警告だ。米国が干渉すべきは米国民の命を賭ける価値がある場合に限定したいと。現在の内向くアメリカを見れば、本作の果たした役割は大きかったと感心する一方、今後の世界の地政学的な不安定性に不安が募る。それだけ自由主義陣営の諸国が、米国の警察機能に依存していた証左だ。
観ることよりも、観た後に考える事の方がとても重要な問題作だと思う。



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